こんにちは。ネタバレですよ。
それ町(それでも町は廻っている)は今世紀最高に良い漫画の一つであることに異論を挟む人は居ません。
で、ラストのエピローグについて思ったことを書いとこうと思ったので書きますね。
エピローグというのは最終話後の「・・・それから」というショートストーリーのことでして、時系列的には卒業何年か後の舞台、歩鳥は二十歳ですね。で、いくつかの事実が見て取れて、とても趣深いエピローグになっています。2巻登場の車椅子のおじさんがリハビリを経て杖で歩行できるようになってるのが印象的です。
そして、最後に静ねーちゃんが門石梅和であることが歩鳥にバレるシーン。このシーンは5巻の39話「夢現小説」に張られた伏線を大回収したシーンで、とても涙なしでは読めないです。あ、「かどいしうめかず」は「かめいどうしずか」のアナグラムですね。
回収した伏線は、静ねーちゃんが「犯人は探偵に見破れるのを恐れつつ、楽しみに待つもんだよ」のセリフ。「・・・それから」の最後の最後、歩鳥が静ねーちゃんを逮捕するようなイメージの画になっているのはガイドブックでも著者が言及してるとおりです。
いやー、何度読んでも楽しい漫画ってのは人生でいくつも出会えるものではないので、作者には感謝しかありません。
それでも町は廻っている 公式ガイドブック廻覧板 (ヤングキングコミックス)
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