戯れは終わりだ

戯れ言です

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス) を読んだ

マンガ大賞2018の第二位に輝いたらしいので読んだ(一位はBEASTARS

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス)

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス)

結論からいうとクソおもしろかった。

ネタバレになるのであまり書かないが、下記の要素がある

  1. 熱血
  2. モラトリアム
  3. 恋愛
  4. SF
  5. オネアミスの翼

上記が気になる人は一読するとよさ

好きなものを身につけることで得られる心の安寧

かっこいいタイトルではじまりました。

さて、みんな小学生の時、学校におもちゃとかもっていってた?

わたしは持ってってました。スキなものをみにつけてると心が落ち着くというか、心がささくれたときにも、それがあることで落ち込まずに済むというか、そういうのがあるのですが。

みんなそうなんだと思うんですがどうですかね?

たとえば、好きなアニメのキャラのキーホルダーをカバンにつけるとかも、その一環だと思うのですが。まぁあれは、自己主張の1面もあるかもですけど。

今でもそういうの必要で、たとえばフィギュア買うとか、フラッシュライト集めるとか、ガジェット集めるとか、宝石のルースを買うとか、そういうのって、たとえ身につけてなくても家に帰ればアレがあるって思うだけでその日一日頑張れるみたいなのって重要ですよね。

それって物理的なものじゃなくても、よくなってきていて、スマホのなかの kindle アプリに西尾維新のまだ読んでない小説がスタンバイしてるっていう状態とか、FGO の新しいストーリーがまだクリアしてない状態であるとか、そういうの、やっぱり心が落ち着くんですよね。

最近はやったハンドスピナーもそうだったのかな?

これってトリビアになりませんか(途中で飽きた

悲球伝 (講談社ノベルス)

悲球伝 (講談社ノベルス)

同窓会という失敗合コン

ビバ

同窓会ってあるじゃないですか。小学校か中学校か高校かは置いとくとして。

初めて行ってみたんですよね。先日。で、これがまぁなんていうか微妙だったという話でして。

その理由を考えました。

  1. 昔あったことしか話題の共通項となり得ない

    ま、そりゃそうですわな。それ以外だと、TVの話題、天気の話題、とか?いやいや。なにその苦行。

  2. 見ても思い出せない、名前聞いても特徴を思い出せない

    小学校の同窓会行ったんですけど、もう忘れてます。ほぼほぼね。覚えてないわーって言いにくいでしょさすがに。

  3. 突っ込んだ話がしにくい

    男で名字変わったやつとかいて、「親離婚したの?」とは訊けない。「養子?」ともやっぱ訊けないだろう。

  4. 昔の話題にしても、お互い覚えてることがかなり違う

    「おまえ、〜だったよなあ」みたいなのをこっちではまるで記憶してなくて困惑しかない。

ということで

同窓会って微妙ですね。

盛り上がったのはもともとFBで繋がってる人とだった。やっぱ普段から連結をもっておくべきだな。

モチベーションを得るための漫画

モチベーションとは心地良い状態へ行く欲求

さて、モチベあげ漫画といえばこれ

まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)

まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)

まんが道!!

そして、これ

キラキラ!

そして

さくらの唄

そして

神童

どうだ

育休、産休が叩かれがちなことの本質

そのひとが居ないことで、わたしの仕事がががががとかいう論調

いや、それ、その人が退職したとしても同じでしょ!

マネージャー がががとか、そういうのは、まぁあるし、そもそも会社の制度としててて、てのもわかる。

でもね

結局は結婚&出産という二大クエストをクリアして、育児というクエストをしている人への嫉妬ですよ。嫉妬。

なぜ嫉妬になるか?

お金をもらって出産、育児をしているから。

いや、それ、ぜんぜん満額でてませんから!残念!

なぜ嫉妬になるか?

好きなだけ休んで復帰できるでしょ

いや、本人はギャップ後の復帰に超不安もってるから、残念!

なぜ嫉妬になるか?

自分がこなしてない人生のクエストをこなしてるから

いや、それ、完全に君の問題だろ!残念!

それにしても、劇団ひとりの、はた・にゅーよーく面白かったなぁ

「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本

「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本

嫉妬の世界史 (新潮新書)

嫉妬の世界史 (新潮新書)

嫉妬をとめられない人 (小学館新書)

嫉妬をとめられない人 (小学館新書)

ブレードランナーとわたし

ブレードランナーというとても特殊な映画について個人的な体験を書きます。

大学のときでした。ブレードランナーっていう名前からして、おそらく走る映画だろうと思ってたくらい知らないころです。〜ランナーってタイトルは他にもあって(炎のランナーとか)、それと混ざってたり、あとは、ブレード〜というタイトルが、ブレイブ〜みたいに誤認知してたりで、なにしろ全然しりませんでした。

それでも勧められてみてみたのが、ブレードランナー 〜ディレクターズカット〜 です。ディレクターズカットは、一番最後くらいの編集で、デッカードによる独白がまるで入らない、また、ユニコーンの折り紙とデッカードの夢のリンクなども散りばめられたものです。これは所謂デッカードレプリカント説を暗にほのめかすもので、これが至高だという声がおおい気がしますね。

その当時はJM(たけしとキアヌが共演する怪作)とかが公開されたかくらいの時期で、SFがちょっと盛り上がってたきがします。フィフス・エレメントとかもそのちょっとまえとかかな?、マトリックスは、、どうだったかなぁ。で、ブレードランナーと並び称される名作SFの金字塔として、未来世紀ブラジルという映画がありまして、これもかなりマニア受けする内容です。あと、不思議惑星キン・ザ・ザとかも流行ってて、SF 見るのがかっこいい、という雰囲気でした。少なくともわたしのまわりは。SF映画のはなしをして、鉄拳2で対戦する、という青春。

ま、そのうちエヴァンゲリオンという問題作がはじまったりして、すべてな流されていったような印象ですが。エヴァのあとはナデシコとかミてましたね。映画もみました。映画の続編どうなったんだちっきしょぉぉぉぉ

で、そんな、なんだかんだで、シド・ミードメビウスリドリー・スコット、みたいなSFオタのキーワードとともにブレードランナーSF映画の代表作として私の中にすりこまれてしまいました。なので、リドリー・スコットが新作を発表したら期待したりしましたが、その後はそういう映画は撮ってない様ですね。

その後、続編の話がでては消え、出ては消え、と20年たちました。なんとツイン・ピークスがまさかの続編というものすごい年にブレードランナーの続編がやるということで、今年は何があったんだいったいという感じです。

しかし、海外での評判はいまいちだそうで、安心しました。だって、もともとそんな公開当時ヒットした映画じゃないですからね。その続編が大評判とか、ちょっと危ういじゃないですか。理解されないくらいがちょうどいいブレードランナーなんだと思います。

ブレードランナーの映画の内容についてはとくに語る口を持たないですが、攻殻機動隊とかに影響を与えたりして、いまのSF映画、アニメのもとになってますよね。そもそもはやはりシド・ミードのデザインなのかなぁ。。。シド・ミードってガンダムのデザインしてましたよね?スモーとか

という感じで、ブレードランナーっていう単語からこれくらいはさらっと引き出されるのですから、わたしのなかでのハブりょくは相当なんだなぁとおもいます。ブレードランナー

あ、原作も読みましたが、ハードSFですねぇ。ムードオルガンって単語のかっこよさが凄かったなぁという感想(幼並感

それ町のエピローグ「・・・それから」について

こんにちは。ネタバレですよ。

それ町それでも町は廻っている)は今世紀最高に良い漫画の一つであることに異論を挟む人は居ません。

で、ラストのエピローグについて思ったことを書いとこうと思ったので書きますね。

エピローグというのは最終話後の「・・・それから」というショートストーリーのことでして、時系列的には卒業何年か後の舞台、歩鳥は二十歳ですね。で、いくつかの事実が見て取れて、とても趣深いエピローグになっています。2巻登場の車椅子のおじさんがリハビリを経て杖で歩行できるようになってるのが印象的です。

そして、最後に静ねーちゃんが門石梅和であることが歩鳥にバレるシーン。このシーンは5巻の39話「夢現小説」に張られた伏線を大回収したシーンで、とても涙なしでは読めないです。あ、「かどいしうめかず」は「かめいどうしずか」のアナグラムですね。

回収した伏線は、静ねーちゃんが「犯人は探偵に見破れるのを恐れつつ、楽しみに待つもんだよ」のセリフ。「・・・それから」の最後の最後、歩鳥が静ねーちゃんを逮捕するようなイメージの画になっているのはガイドブックでも著者が言及してるとおりです。

いやー、何度読んでも楽しい漫画ってのは人生でいくつも出会えるものではないので、作者には感謝しかありません。